2013年 02月 25日
朝
突き抜ける天気の下をいつもの様に走る西武線の車窓から、何丁目かの富士さんが見えてきました。
何丁目かの富士さんは僕に気付くと、
「おい、お早う。」
「え?お、お早うございます。」
「何じゃ?その気の抜けた返事は。」
「え?あ、スイマセン。お早うございます。」
「お前、眠いんか?」
「いえ、別に眠くないです。」
「もう9時過ぎやぞ。シャキっとせんかい馬鹿もん!」
「あ、はい。」
「あ〜?」
「は、はい!!!」
「ふん。もっとギラギラせんといかんな〜。」
「ギラギラ?」
「そうじゃ。もっとギラギラ、ガツガツ行かんかい馬鹿もん!」
「・・・・・」
「小童よ。もっとギラギラいきなよ!!!」
「はい」
「あ、そうじゃ。今日の天気はどうじゃ?」
「え?あ、はい。キレイですよ。寒いですけど。」
「馬鹿もん!そんな事聞いとらんわい。」
「え?」
「今日の天気はどうなんじゃい」
「あ!」
「ん〜?」
「最高ですバカヤロー!!!」
「フッ....」
それで良いんだよ。って言ってくれた様な気がした時、何丁目かの富士さんは見えなくなりました。
何丁目かの富士さんは僕に気付くと、
「おい、お早う。」
「え?お、お早うございます。」
「何じゃ?その気の抜けた返事は。」
「え?あ、スイマセン。お早うございます。」
「お前、眠いんか?」
「いえ、別に眠くないです。」
「もう9時過ぎやぞ。シャキっとせんかい馬鹿もん!」
「あ、はい。」
「あ〜?」
「は、はい!!!」
「ふん。もっとギラギラせんといかんな〜。」
「ギラギラ?」
「そうじゃ。もっとギラギラ、ガツガツ行かんかい馬鹿もん!」
「・・・・・」
「小童よ。もっとギラギラいきなよ!!!」
「はい」
「あ、そうじゃ。今日の天気はどうじゃ?」
「え?あ、はい。キレイですよ。寒いですけど。」
「馬鹿もん!そんな事聞いとらんわい。」
「え?」
「今日の天気はどうなんじゃい」
「あ!」
「ん〜?」
「最高ですバカヤロー!!!」
「フッ....」
それで良いんだよ。って言ってくれた様な気がした時、何丁目かの富士さんは見えなくなりました。
by hey-yamato
| 2013-02-25 10:36