1945年6月23日。沖縄戦終結。
あれから70年の月日が経った。
70年という記念日なんかではなく、70年が経ったという、それは平和になった月日では無く、忘れていく月日。忘れてきた月日。
あの時を体験し、語れる人が少なくなってきてるという月日。忘れてはいけなくて、繋いでいかなければならない月日。
忘れるなあの時を。忘れるな黒い雨。忘れるな兵器に埋め尽くされたあの海を、目の前で死んでいった友の顔を。
よく聞く言葉達。そんな言葉を簡単に吐く私は、明日になったらまた何も考えてはいないだろう。一日中、ましてや毎日考えるのは難しいだろう。この記事だって、意味なんて無いし、ただのアピールなのかもしれない、私は今日という日を忘れませんという。
こういう事は、静かに思い、そして静かに動けばいいのだろう。でも書いた。心のどこかにはその想いを忘れず、考える日を作らなければと思い。
70年が経つ。平和になった月日では無く、忘れていく月日。忘れてきた月日。
あの時、きっと銃弾を握っていたおじいちゃんの手は、今では孫にお駄賃を渡す手になりましたか。
あの時、きっと戦火を逃れようと走り回ってたおばあちゃんの足は、今では孫を出迎えてくれる足になりましたか。
おじいちゃんおばあちゃん。あの時に比べて、今の世は、凄く楽で平和で穏やかになりましたか。
だけど、まだ愚かですか。
これ以上、忘れてはならぬ、命どぅ宝。