片手にオリオンを

人生で初めて買ったCDアルバムがディアマンテスでした。


小学校の運動場にはプロ野球選手の方が来てくれて、野球講座をするというイベントがあったが、そんなの御構い無しにボクは、小学生にとっては大金の3000円を握りしめ、家から一番近いCD屋さんで買ったのを覚えている。そして好きでい続けた。


小さい頃から家の冷蔵庫には、父ちゃんが飲むオリオンビールがありました。


沖縄の人にとって私にとっても、最も馴染みのあるビールはオリオンビール。


それがゆっくりと時を経て、とうとう交ざった。


オリオンビール『麦職人』という銘柄のCMに、2014年から出演する事になりました。


そこで子供の時から知っているオリオンビールと、子供の時から好きでいたアルベルト城間さん(ディアマンテスのボーカル)とご一緒する事ができ、今年もその時間と空間を頂けました。


撮影は朝から始まって深夜2時頃に終わったけど、僕にとっては夢のような楽しい時間でした。共演者もスタッフさんも、オールウチナーンチュ。故郷での仕事は何とも誇らしい。また来年も呼ばれたら幸せだなと思い、ビールの泡に思いを乗せる。


大晦日の日だから言える秘密の話は、あの日に買ったアルバムにサインを書いて頂き、小学生のボクに自慢したくなる宝物となりました。




# by hey-yamato | 2015-12-31 16:23 | Trackback | Comments(6)
『ヘムロック・グローヴ』


僕はこの名前を一生忘れる事はないだろう。


『ヘムロック・グローヴ』とはNetflixで配信されている海外ドラマである。シーズン3まであり、全話すでに配信された事で、完結致しました。


僕の外画吹替での、大きな役を頂いた初めての作品であり、ある意味この作品が本格的吹替デビュー作品であると思う。


右も左も分からず、しかも技術なんて勿論全くなく、スムーズに進めず共演者の皆さんにもスタッフの皆さまにもたくさん迷惑を掛けてしまいました。だけど、全員がこんな僕を支えてくれて、助けてくれました。


何度も心が折れそうになりましたが、収録話数が多く、そのスピードに飲み込まれまいと踏ん張ったおかげか、僕はなんとか走り抜ける事が出来ました。


気持ちだけを置いてきた作品。あの時の全てを置いてきた作品。


打ち上げの席では、嬉しさなのか悔しさなのか皆への感謝なのか、色んな感情が混ざり合い、涙が止まらなかったという話は、大晦日だから話してしまった秘密である。


『ヘムロック・グローヴ』


僕はこの作品を一生大切にするだろう。

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# by hey-yamato | 2015-12-31 16:08 | Trackback | Comments(1)

青ってなんですか

あの大陸からあの島まで、海は繋げる。飛行機から見た海は青だったかな。


戦闘機が飛ぶあの島の空も、気球が浮かぶあの街の空も実は同じで、船から見上げた空は青だったかな。


繋げる海も、同じだった空も、青なんだな。


繋げる青なんだね。


『パワーレンジャー・ダイノチャージ』というアメリカ版『獣電戦隊キョウリュウジャー』がある。


それのブルーレンジャー役のYoshiが日本にやってきた。


いつか共演できる日を楽しみに。握手は国境を簡単になくす。


平和の色があるとしたなら、もしかしてそれは、青なんだろうなと。


青い地球の上で僕は思う。

# by hey-yamato | 2015-08-25 21:53 | Trackback | Comments(25)

紡げ70年ぶるーす

1945年6月23日。沖縄戦終結。


あれから70年の月日が経った。


70年という記念日なんかではなく、70年が経ったという、それは平和になった月日では無く、忘れていく月日。忘れてきた月日。


あの時を体験し、語れる人が少なくなってきてるという月日。忘れてはいけなくて、繋いでいかなければならない月日。


忘れるなあの時を。忘れるな黒い雨。忘れるな兵器に埋め尽くされたあの海を、目の前で死んでいった友の顔を。


よく聞く言葉達。そんな言葉を簡単に吐く私は、明日になったらまた何も考えてはいないだろう。一日中、ましてや毎日考えるのは難しいだろう。この記事だって、意味なんて無いし、ただのアピールなのかもしれない、私は今日という日を忘れませんという。


こういう事は、静かに思い、そして静かに動けばいいのだろう。でも書いた。心のどこかにはその想いを忘れず、考える日を作らなければと思い。



70年が経つ。平和になった月日では無く、忘れていく月日。忘れてきた月日。



あの時、きっと銃弾を握っていたおじいちゃんの手は、今では孫にお駄賃を渡す手になりましたか。


あの時、きっと戦火を逃れようと走り回ってたおばあちゃんの足は、今では孫を出迎えてくれる足になりましたか。


おじいちゃんおばあちゃん。あの時に比べて、今の世は、凄く楽で平和で穏やかになりましたか。


だけど、まだ愚かですか。


これ以上、忘れてはならぬ、命どぅ宝。



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# by hey-yamato | 2015-06-23 12:14 | Trackback | Comments(12)

マギサの完

自分の家を出て、また違う家に行くという時を、一月ほど過ごしました。


あなたに会いたかった家がありました。


あなたを待っていた家がありました。


あなたに会えた家がありました。


去っていった日は風のように見えなくて、その家ももう取り壊されて、見えなくなって。


だけど確かに、一月ほど僕がかよった家がありました。あなたが通い玄関をノックした家がありました。心がかよった家がありました。


その家の表札には「堂上」と書かれており、皆は総称してマギサの家と呼んでたかな。


2月5日に新築祝いをし、3月1日に取壊しを行った舞台「マギサの家」。


この家を、この物語を盛り上げる為に、遊びに来て頂いた皆様。本当に本当にありがとうございました。人が通って家となり、お客さんが足を運んでくれるから芝居は物語は完成致します。完成させてくれて、空間を一緒に創って頂き、本当にありがとうございます。


大人には事情があるもの。子供にだって事情はある。それが人だ。何も問題はねぇ。その事情によって、泣く泣く遊びに来れなかった皆様。そのお声はきちんと届いておりました。本当に感謝しております。


5500円というチケット代は決して安くありません。むしろ高いです。それなのに、チケットを買ってくれ、お時間を作り、劇場に足を運んでくれた事が、何より僕は嬉しかったです。しかもお手紙、差し入れ、お花たちと、たくさんの想いまで頂きました。全てに目を通し、全て受け取りました。


僕は芝居を通して御返し出来てたでしょうか。


それが出来てなければ、僕は守神にでもなんでも、呪い殺されればいい。一生その罪を背負って生きていきます。


だけど、もし楽しんでくれてたのなら、もう一度あの家でくつろぎたいなと思ってくれてたのなら、僕は心より幸せです。


お礼のこの文を、早く書こう早く書こう、早く伝えようと思い、なかなか進まず、ようやく書き上げれた時には、すでに10日以上経ってた事は僕の不徳の致すところであり、または魔女の仕業かもしれません。


日は経ちましたが、それでも伝えたい事は感謝の言葉と、お芝居あればまた遊びに来て下さいというシンプルなお願いだけです。


本当にありがとうございました。





あれから、あの家の跡地に魔女が一人やってきた。


この家をノックしてくれたあなたに、声を届けてくれたあなたに、関わってくれた皆様に、最後の魔法をかけました。



明日があるさと。


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# by hey-yamato | 2015-03-13 18:31 | Trackback | Comments(24)
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